実際、患者さんの中には、会社で仕事をしようと思うと、汗がダラダラ流れ、手がブルブル震えるなどという症状に見舞われる。
ただ、そのストレス因子となっている環境や人間関係さえ断ち切れば、多くの適応障害の症状は改善されます。
ただ、一社会人として生きている以上、環境や人間関係を変えるという事自体が結構難しく、適応障害の症状も中々収まらないという現実があるんですよね。
適応障害の典型的症状としては、所謂不定愁訴の連発で、確かに鬱病に非常によく似ています。
しかし、ストレス要因となっている環境に少しでも触れれば、たちまち抑鬱状態や大きな不安などの症状に見舞われるのが適応障害。
にも関わらず、休日に子供と野球をする時などは、そうした症状は全く出ず、楽しく過ごせるという方も多く、いかに適応障害が鬱病とは違うかという事がよく分かります。適応障害の症状は、鬱病にとてもよく似ているため、精神科や心療内科できちんと診断を下してもらう必要性があります。
適応障害というのは、今のご時世、いつ、誰が発症してもおかしくない病気だと言われていますからね、もしかしてと思うような症状があれば、要注意なのかも知れません。
そして、それが適応障害の症状だと判明したら、決して無理をせず、冷静に環境の変化を考える事が大切です。
まあね、専門医に言わせれば自らの精神が不安定になって様々な症状を発症するのが鬱病だったり不安障害だったりするそうですからね。
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