緩和ケアは、がんが進行した時期に用いられるものではなく、がんの診断、治療と並行して行われます。
症状を緩和することを前面に押し出しているのが、緩和ケアで、その点で、ホスピスケアとの違いが指摘されています。
緩和ケアは、ただ単に身体症状のコントロールをするものではなく、心のケアも同時に行ってくれるものなのです。
患者の生活の質を総合的に高めてくれるのが、まさに、緩和ケアの目的と言えます。
疾患の痛みや身体的問題、そして、社会的な問題、スピリチュアルなどに対しても、緩和ケアは、しっかりとサポートしています。
イギリスやアメリカでは、一般的にホスピスケアという言葉で親しまれています。
緩和ケアといっても、その形態には色々あり、病院や病棟を中心とするものがあります。
そして、それだけでなく、精神的な不安を軽減して、患者を含めて家族をも支援します。
そして、カナダなどでは、緩和ケアという言葉で使用されています。
要するに、いのちをまっとうできるように、チーム一体となっての支援を行います。
緩和ケアは、生命を脅かす疾患など、大きな問題に直面している患者、そして家族に、様々な配慮をしてくれるものとして、近年、話題になっています。
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